日本の天然記念物トキが絶滅から復活へ。佐渡の取り組み。

「Nipponia nippon(ニッポニア・ニッポン)」という学名を持ち、日本の象徴的な鳥として語られる鳥、トキ(朱鷺)が絶滅寸前から復活の兆しが現れるようになりました。

日本の天然記念物トキが絶滅から復活へ。佐渡の取り組み。

なぜ絶滅へ追い込まれてしまったのか、そして復活を信じ続けた人々の地道な取り組み方法を今回はまとめました。

多くの人の努力によって、また日本の空にトキが舞い始めています。

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トキが絶滅した理由(野生種)

トキは鶴のような白い体に真っ赤な顔、黒い嘴が特徴の全長70センチほどの大きな鳥です。

トキはかつて日本全国に分布しており、今で言うスズメやカラスのように、どこでもみられるような鳥でした。

しかし明治時代に狩猟が解禁され、羽毛や食用として乱獲されるようになり、比較的狙いやすいことも災いして野生の個体数はどんどん減少していきました。

大正時代になってもその減少は止まらず、個体数は更に減少し、1952年に「特別天然記念物」に認定されました。

中国で捕獲されたトキとあわせて、国をあげて人工繁殖を続けていきましたが、2003年に日本産のトキの最後の一羽「キン」が死去し、日本の野生のトキは絶滅してしまいました。

今は中国から送られてきたトキが日本で繁殖を続け、少しずつ個体数を増やしていっています。

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佐渡で行われる毎年の放鳥でトキの個体数は増加へ

トキがはじめて放鳥されたときは大きなニュースになったので、覚えている人も多いのではないでしょうか。

この後もトキの放鳥は毎年行われ(2019年春現在では300羽近くが放鳥)、少しずつ野生での生息個体数は増加しています。

野生下での繁殖、世代交代も確認されているとのことです。

個体数増加への各地の取り組み

日本の天然記念物トキが絶滅から復活へ。佐渡の取り組み。

トキをただ放鳥するだけでは、個体数増加につながりません。

地域の人々の理解と協力が不可欠です。

まず、トキの主食は田んぼのドジョウや昆虫などです。

つまり、田んぼの状態をよりよく維持することが大切で、農薬を減らしたりするなどしてトキに優しい環境を作り続けていくことが必要なのです。

トキが稲の苗を踏み生育を妨げる「苗踏み」と呼ばれる被害も確認され、市は被害に遭った農家に補償金を支給しました。
今後はこういった被害についても農家に理解と共存をお願いしています。

また、新潟や東京などの施設で分散飼育をすることで、万が一の伝染病などで、急減少を防ぐことも試みられています。

日本の天然記念物トキが絶滅から復活へ。佐渡の取り組み。まとめ

  • トキはかつて日本のどこにでもいた鳥でした
  • 過剰な乱獲が進み、個体数が減少し、野生個体は絶滅してしまいました
  • 中国との協力で個体数を少しずつ増加させ、今では毎年数十羽の放鳥が行われています
  • 生息環境の整備や、分散飼育を行い、個体数の増加を後押ししています

一時期は絶滅したと思われたトキは、多くの人々の努力によって少しずつ数を増やしていっています。

主な餌場である田んぼの無農薬化や、繁殖地の分散、定期的な放鳥で、かつては2羽だったトキが300羽近くまで増えてくれました。

繁殖が順調にいっている背景には多くの専門家や、周辺地域の人たちの理解と協力があります。

佐渡ではトキが飛ぶ姿が「日常」になってきたようです。

この日常が日本全国での日常になる日が来ることを願っています。

この記事の作成・監修者:土井瑞樹

コザクラインコのリッキーと暮らしているレストランシェフです。

まだまだ新米飼い主ですが、皆さんとインコ好きの輪を広げていきたいです!

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